bunkamura タンゴ・冬の終わりに 久しぶりの再演。1986年にパルコ劇場で観劇した平幹二郎、名取裕子の名演が懐かしいですね。 もう20年も以前になります。その当時はカウンセリングや精神障害のこともあまり知らず 主人公の狂気は、統合失調症なのか、人格障害なのか何なのだろうと思ってましたが 今見返してみると、覚醒剤の後遺症によるフラッシュバックやアルコール依存症*1による健忘みたいですね。 もちろん、作者の空想が生み出した狂気ですが、虚構ゆえに錯乱した主人公のこころの世界がリアルに舞台上に 展開していきます。 前回は、カブリつきで見ていたので、名取さんの横たわる顔が、1mほど前にあって、白…