あけましておめでとうございます。 本年も「凝れば凝るほど」お付き合いよろしくお願いいたします。 「どこから来たの?」 「東京」 「これで?」 「そう」 「うわあ、うらやましい!」 ぼくのうしろのほうにさがっていてなにかやっていた彼女は、 「カワサキさん」 と、呼んだ。 (片岡義男 彼のオートバイ、彼女の島より) ここからバイク乗りの彼と瀬戸内の島からやってきた彼女のラブストーリーが始まります。 この会話の後kawasaki W3に乗る彼と、ほどよい長さの髪に化粧っ気のない小麦色の顔の女の子は、信州上田の混浴公衆浴場でばったり再会します。 当時80年代初頭にバイク乗ってた少年たちは誰しもこの妄想…