誰もが好きでお馴染みの国民食として、まず浮かぶのは「カレー」ではないでしょうか。 そのカレーの定義は、最も単純には「複数の粉末香辛料を混合させて作ったソースを用いた料理」ですが、ポイントは複数の香辛料(スパイス)を用いている点で、食べる漢方薬と言われる由縁でもあります。 そこで本報では、カレーに使われる各種のスパイスを取り上げ、それぞれの効能やその効能を活かすカレーの具材を紹介します。 1)カレー粉の主原料で色づけに使われるスパイス ・ターメリック:黄色でウコンとも言われる。クルクミンという成分が、肝機能強化と共に免疫力向上、抗炎症や抗酸化の他にも、近年認知症の予防に効果が判明。 2)香りづけ…