送電線路により送電できる有効電力の最大値(本問題では「送電容量*1」という)は様々な制約を考慮して定められているが,それぞれの制約によって,送電容量を増加させるための対策は異なる。 送電容量(transmission capacity)とは,送電線で安定して送ることのできる電力の限界値。 送電容量を決める要素としては,a. 熱容量($RI^2$),b. 電圧安定性,c. 送電側と受電側の位相差に基づく発電機の安定性などがある。 (出典)電気専門用語集(WEB 版) 電線温度の制約で定まる送電容量を増加させる方法としては,断面積が大きい電線や耐熱性の高い電線を用いることで,電線の許容電流 (al…