シュツットガルト・バレエ団による「オネーギン」を観に行った感想をお届けします。よくガラ公演で踊られる 「鏡のパ・ド・ドゥ」や「手紙のパ・ド・ドゥ」などが印象的で、ぽん太はぜひ全幕を観たいと思っていましたが、ようやく願いがかない、期待通りの素晴らしさでした。 今回のキャストは、オネーギン役がジェイソン・レイリー、タチヤーナ役がアンナ・オサチェンコ、そしてレンスキー役ががダニエル・カマルゴ。 このカマルゴの踊りが特に印象的で、最初のパ・ド・ドゥをふわっと踊り始めたとき、まるでそよ風が吹いたかのような感じがしました。樹木の細かい梢や葉、建物内部のレースなど、繊細なセットも相まって、ロシアの美しい情景…