刑事ドラマを見る時、主役となる刑事はもちろん魅力的でなくてはならないが、その刑事の相棒となる、もう一人の刑事、こちらもやはり魅力的であることが望ましい。主役の刑事と相棒、二人が一緒になって事件を解決してゆく、そんなストーリーの運びがたいていの刑事ドラマの定石ではないかと思う。そういう点から言うと、テレビ朝日の刑事ドラマ「相棒」は、まさにタイトルがズバリ “相棒” であるし、この定石で成功し、20年以上も続いている筆者も大好きなTVドラマである。が、今回紹介するのはこの “相棒” ではなく、海を越えたアメリカの “相棒” の話である。 映画「ダーティー・ハリー」シリーズはもちろん、俳優クリント・…