9月5日の午後、青海湖南岸の黒馬河(こくばがわ)村まできた。この村の南西の一部が平原になっており、多くの牧民たちが黒テント“バー”で生活している。私たちは、牧民であるドジャさん(74歳)一家を訪ね、2泊3日の許可を得、生活を共にすることにした。 黒馬河村 黒馬河村の漢方医 黒馬河村で見かけた正装のチベット婦人 黒馬河近くの湖岸に作られたラツイ ドジャさんのテントは、ゆるい丘の北麓にあった。家族は夫婦と息子夫婦、それに孫が4人で、三世帯同居の一家である。 黒馬河の平原に張られたチベット族のテント 平原に放牧されたヤク ドジャさんのテント ヤクの毛で織る“レー”は、幅20センチ長さ12センチが一体…