春 うららかな季節になると思い出す事がある。 まだ働きだしてそんなに経たない頃だった。もう還暦に近いかなーという感じの会社の産業医を勤めるドクターと ちょっとした書類の行き違いで トラブルになった事がある。ひどく叱責された。でも 逃げてる訳にも行かない。書類を携え謝りにいった。 ドクターの機嫌はなおっていた。循環器科を得意とされるクリニックの先生が産業医を兼ねておられた。ドクターなりの慰め方だったのだろうか 「僕は内科や精神科の医師の様に気長に待っということはできないたちでね。 循環器科というのは瞬時に判断する精か 気が短くていけない。そのつもりで」と いわれた。 それからドクターとトラブルに…