関西地方で活動する日本の右派系市民団体。「行動する保守」を標榜する団体の一つ。
2009年10月、「在日特権を許さない市民の会」(在特会)を始めとする右派系市民団体の関西在住メンバーや、関西地方で活動する無所属の右派系市民活動家・右派系ネットユーザー(ネット右翼)らの連合グループとして結成された。
活動内容は他の「行動する保守」系団体やネット右翼層と同様、リベラル・左派勢力や在日韓国・朝鮮人などを「反日的」とみなして糾弾するというものだったが、チーム関西ではとりわけ過激な言動を多用する傾向にあり、そのためメンバーの検挙事例が後を絶たなかった。一時は主要メンバーの大半が活動関係の前科・前歴持ちとなり、「チーム関西」ならぬ「チーム犯罪」だと揶揄された。
2011年秋頃から人間関係の悪化による感情的な対立が深まっていたこともあり、2012年2月12日をもって表向きはチーム関西としての活動を休止することになった。ただし現在でも公式サイトの活動告知カレンダーの使用やカンパの募集は続けられており、チーム関西の枠組みを利用した街宣・デモ等の活動も散発的に行われている。
活動に際して犯罪行為や民事上の違法行為に及ぶことが多く、2013年3月末までにメンバー1人に懲役刑(実刑)、12人(延べ人数、以下同じ)に執行猶予付き懲役刑、1人に罰金刑が言い渡され、少なくとも31人に起訴猶予処分*1が下されている。刑事被告人として現在第一審の審理を受けている者も3人いる。また2件の民事訴訟を起こされており、うち1件では150万円の損害賠償を命じられている(もう1件は審理中)。