9月8日の夕方、パンテンシャンという村につき、かつてチベットのパンテン・ラマの公館であったラマ教寺院の庭にテントを張った。この寺院のそばの土の家に、もと僧であった66歳の蒙古人がいた。彼は、1959年に侵入してきた解放軍に追われて、この寺院から逃げた。その6年後に帰り、今では結婚して4人の子供がいる。 パンテンシャン村の並木道 道沿いの用水路 この村は、もともと蒙古族の村であったが、解放後は漢民族の村になった。寺院は文革中に破壊されつくしたが、昨年から再建され、いまは寺院内の壁画を、ラサの仏画師に描いてもらっている。 かつてパンテン・ラマの公館であったラマ教寺院 寺院の屋上にある動物像 寺院の…