学名:Potamogeton pusillus ヒルムシロ科に属する沈水植物。沈水葉は線形で鋭頭、托葉は筒状。見た目はイトモに似ているが、異なる種である。 浅水域のミネラル分の多い湖沼に生育している。
絶滅危惧種として環境省のレッドデータブックに登録されている珍種。
2011年8月、皇居周辺の堀に大量繁殖しているのが見つかり話題になった。
関連語 :植物
ツツイトモ の学名表記は,国内ではPotamogeton pusillusとPotamogeton panormitanusの2パターンがあり,イトモの学名表記は,国内ではPotamogeton berchtoldiiとPotamogeton pusillusをよく見かける. ようするに,Potamogeton pusillusと言ったばあい,イトモを指しているのかツツイトモを指しているのかよくわからなくなってしまう. これは世界的に言えることであるが,日本語で平易に経緯を書いているサイトがなさそうなので図にしてみた. 結論から言うと,ツツイトモがP. pusillus, イトモがP. ber…
今年の積み残し課題. よくわからないPotamogeton...よく見かけるツツイトモではないし,ツツミズヒキモでもなさそう.な気がする.葉鞘はとても軟弱.イトモっぽい気もしたけれど柔らかく葉は長め.そもそもイトモがいそうな環境には見えなかった.葉はよくみると3脈. 殖芽か花があればなんとかなるのになあと思ったのだが,うまくいかなかった(ツツイトモやツツミズヒキモなら殖芽を作りそうな条件なのに,作らなかった…). よって謎のまま.来年は花か殖芽を観察したいものである.
水草を観察していると,疑問に思うことがある. 果たしてこの透明度で光合成できているのか?ということである. 水中の濁りが激しく,何も目視できないようなところでも水草が生えていることがあるし,アオミドロやウキクサ類をどけてみると下に茂っていたりもする. こういう育ち方をする/できるのはエビモやイトモ,ツツイトモ,スブタ,ミズオオバコ,コウガイモといった沈水植物が多いが,これらは相当な低光量でも生育できるはずである. したがって,これらの沈水植物が激減した要因を単に「透明度の低下」で片づけてよいかどうかは疑問がある. 個人的には以下のような説を考えている. 水草自体は低光量に耐性があるが,実生苗は…
2022年10月に岸辺及び切れ藻で観測した芦ノ湖の水草です. 観光がてら散歩したところ,2時間ほどで記録のある全種を確認できました. 意外にまとまった資料がないと思うので記事にまとめておきます. ミズニラ科 Isoetaceae ミズニラ? Isoetes sp. トチカガミ科 Hydrocharitaceae セキショウモ Vallisneria natans クロモ Hydrilla verticillata イバラモ Najas marina イトイバラモ Najas tenuissima (参考)トリゲモ Najas minor コカナダモ Elodea nuttalii アリノトウグ…
上からヤナギモ、アイノコイトモ、ヤナギモ?。 すべて同じポイントにて。これらとは別にオオミズヒキモらしきものもいた。 葉脈数は肉眼では確認しにくいが光に透かしてカメラのスーパーマクロや顕微鏡モードで確認するのが手っ取り早い。 あっちにもこっちにも3脈のものがいる。ツツイトモ的なやつにも、ヤナギモ的なやつにも、典型的なアイノコイトモにも、ホソバミズヒキモにぱっと見ではみえるものにも…。