レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ツリー・オブ・ライフ」(2011)です。 テレンス・マリック監督作品です。「天国の日々」の頃と違い、あの「シン・レッド・ライン」辺りから独特のムードが作品全体を覆い、戦争映画でありながらかなり異質な戦争映画でした。 この作品も「シン・レッド・ライン」以上に独特な彼の個性に覆われており、毛監督自身のイメージを画面一杯に描写する映画、全体映画の一種と言っても良いでしょう。上映時間も2時間半弱と長尺です。冒頭のイメージ映像にのれないとちょっと辛い2時間半になってしまうことでしょう。 映画は、50年代の米国南部、ある家族…