神戸市須磨区のユニバー記念競技場で5月17~25日に行われる世界パラ陸上競技選手権大会の開幕まで、1カ月を切った。神戸大会は11回目で、東アジアでは初めての開催となる。国内はもちろん、世界の約100カ国・地域から約1300人のパラアスリートが集い、世界最高峰の競技を繰り広げる。 神戸市が中心になって運営する国際大会は、1989年のフェスピック神戸大会(極東・南太平洋身体障害者スポーツ大会、現アジアパラ大会)以来35年ぶりだ。神戸ではフェスピックを機に、障害者の水泳クラブをつくったり、女子車いすバスケットボールの全国大会を開いたりと取り組みが続いてきた。 今回の世界パラ陸上も、共生社会の実現に向…