20世紀前半にウィーンで活躍したユダヤ系作家 レオ・ペルッツ(1882-1957)の(わりと短い)長編小説 『テュルリュパン~ある運命の話』読了。 テュルリュパン ――ある運命の話 (ちくま文庫) 作者:レオ・ペルッツ 筑摩書房 Amazon 舞台は17世紀のフランス、目障りな貴族を一掃しようと目論んだ リシュリュー公爵ことルイ13世の宰相 アルマン・ジャン・デュ・プレシーの企てを阻止せんとした(?) 謎の人物を巡る物語。 ja.wikipedia.org 空想癖のある理髪師の青年タンクレッド・テュルリュパンは 実の親を知らないが故に、 本来歩むはずだった道をあれこれ思い描きながら暮らしていた…