「反逆のゲームメーカー」 ブロンドの長髪をなびかせ、軽快なタッチでボールをコントロール。ドリブルで敵陣深く切り込み、「センチメーターパス」と呼ばれた長短の正確なキックで戦況を一変。欧州屈指と言われるフリーキックで相手を恐怖に陥れた稀代のゲームメーカーが、ギュンター・ネッツァー( Günter Theodor Netzer )だ。 名将へネス・バイスバイラー指導のもとで才能を開花させ、ボルシア・メンヘングラードバッハの司令塔として活躍。地方の無名クラブをリーグ屈指の強豪に押し上げた。ネッツァーを始め、フォクツ、ボンホフ、ハインケス、ヴィンマー、シモンセンら若い力が躍動するチームは「駿馬のイレブン…