皆さんこんにちは、ハトヤブと申します。前回は台湾問題の神髄に触れたうえで、たとえ国民党政権であっても円満な統一が不可能であることを解説しました。今回は中国がどのように台湾を力を背景にして攻略していくのかを考察していきます。 こういう話で大切なのは「守る側」でなく「攻める側」の視点に立って考えることです。「中国当局がこう主張しているから」だけでシナリオを巡らせても、守る視点ゆえのバイアスがかかりやすく、都合よく考えるか、シニカルに考えるかで結果が大きく変わってしまうのです。繰り返すように彼らはありとあらゆる可能性を模索しており、「できる」と判断すれば必ず実行します。 それでは中国が実行しうる作戦…