『山のトムさん』に続いて、こひつじぐりのりの読書会の第2回目も、動物を愛する人のお話です。ドリトル先生。懐かしいですね。映画は知っていても、原作を読んだことのある人は、案外少ないかもしれません。じつは、ドリトル先生の第1巻となるアフリカ行きは、編集者時代の石井桃子さんが、近所に住む作家の井伏鱒二さんに翻訳をお願いして実現しました。石井さんが友人と立ち上げた白林少年館という出版社から、第二次世界大戦中に刊行されました。 トムさんは猫でしたが、今回は犬の登場。会場はおなじみの拠点、墨田聖書教会です。こひつじの暮らす牧師館には、現在、盲導犬候補生のパピーがいます。動物に愛されるドリトル先生をたっぷり…