男は一枚の紙をひらひらさせ、「おい、セックスしてくれ」と言いながら入ってきた。「なんやと!俺の女房に!」店の親父は怒った。 「なに怒ってんねん、これや、これをセックスしてくれ。」 何のことはない、SEXじゃなくてFAXのこと。そしてこの男は、「おい!この機械壊れてるで何回やってももどってくるで」と文句を言う、原稿が先方へ飛んでいくとでも思っているらしい。 これは、酒屋で立ち飲みをしていた時のこと。この時からこの男との付き合いが始まった。 「静かに!今からドレミの歌を“屁”で歌う。」マイクを尻にあてがい下腹に力を籠める、最大ボリュームのスピーカーから匂いがながれた。 「 ごめん! ”ド がでんと…