ウクライナ戦争では、ドローンの活躍が著しい。戦場の神(砲兵)、陸戦の王(戦車)、海の支配者(ミサイル駆逐艦)すら、ドローンによって駆逐されている。ついには、溶融金属を振りまく「サラマンダー」のようなものまで実戦投入されている(*1)。 安価で、使い捨てにでき、打ちっぱなしで長距離攻撃ができす優れモノだが、問題点がないわけではない。ロシア軍もドローンを多用しているが、イラン製「シャヘド」と思われるドローンが、NATO加盟国ラトヴィアに落ちてきたとの報道(*2)があった。ルーマニア領空の侵犯も疑われている。 「シャヘド」はプログラムされた経路を通って目標に自律的に達するのだが、位置の確認はロシア製…