封切り四日目。 席数154の【CINE9】の入りは五割ほど。 実在の競走馬「ドリーム・アライアンス」を題材にした物語りとのことだが、過去にもこのカテゴリーには感動作が多い。 競走馬を扱ったものなら見た目が悪く生まれたにもかかわらず引退後は種牡馬にまでなった〔シービスケット(2003年)〕、または三冠馬の活躍を描いた〔セクレタリアト 奇跡のサラブレッド(2011年)〕。 騎手であればオーストラリアで女性騎手初の栄冠を手にした『ミシェル・ペイン』の〔ライド・ライク・ア・ガール(2019年)〕と枚挙にいとまなし。 が、本作、同系列に位置付けされるも、馬そのものや騎手に焦点を中てた作品とはやや文脈を異…