中高年世代にとって、「脳卒中」は対策を講じておきたい病気の一つ。初期に適切な治療を開始すれば回復するケースもありますが、半身不随や認知症、寝たきりになることも多く、死亡につながる可能性も高い病気です。2020年の厚生労働省「患者調査*1」によると、脳卒中の発症年齢のピークは、男性が70代、女性が80代以上。加齢に伴って発症リスクが高まるため、「自分や家族がなったら怖いな」と不安になることも少なくないでしょう。 脳卒中とはどんな病気? 脳卒中(脳血管疾患・脳血管障害)は、脳の血管が詰まったり破れたりすることで起こる脳梗塞、脳出血、くも膜下出血などの総称です。2021年の日本における死因の中で第4…