陸上競技の投擲競技の種目の一つ。英語ではHammer throw。
ハンマー投で使われるハンマーは、砲丸とワイヤー、ハンドル(グリップ)の3つの部分から構成されている。ワイヤーの長さは約1.2Mほとどルールで規定されており、ハンマー全体の重さは砲丸投の砲丸と同じ男子7.26kg、女子4kgとなっている。
直径2.135m(7フィート)のサークル内から、体を回転させて前方にハンマーを投げてその到達点までの距離を競う。有効着地位置の34.92度の角度をなす扇形の内側に落下したものが記録となる。記録が同じだった場合には、2番目以降の記録で順位が決まる。試技回数や試技順は走幅跳や他の投擲種目と共通で、全ての選手に3回の試技機会が与えられ、3回目までの試技で上位8位までに入った選手にはさらに3回の試技が許される。4回目以降は試技順が変更になる。
日本の第一人者は言わずと知れた室伏広治。2004年アテネオリンピックの金メダリストで、日本記録保持者でもある。