以前何冊か読んだ職業日記シリーズをまた読み出した。今回は路線バスの運転士。著者の須畑は1962年生れ。大卒後、中高の教員等を経て、47歳の時から12年間、バスドライバーを経験した、とある。須畑は「乗り物の運転士になる」のが子どもの頃からの夢だったそうだ。で、この期を逃したらチャンスは来ないだろうと思い、転職を決意した。家族、特に奥さんは、しぶしぶ納得した、という感じか。バスドライバーより教師の方が世間体も良く、給与もやや高かったようだ。この辺は自分と重なる所がある。僕の妻は、僕が資格を取って独立しようとしたとき、僕の母親から、思いとどまらせるよう言われたらしい。母親は、父の転職後、自分も働きに…