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バブ・エル・マンデブ海峡

(地理)
ばぶえるまんでぶかいきょう

(アラビア語:مضيق باب المندب、英語:Strait of Bab el Mandeb)
アラビア半島南西部のイエメンと東アフリカのエリトリア、ジブチ国境付近の海峡。この海峡で、紅海とアデン湾を分けて、その先のアラビア海へと続いている。海峡の幅は30kmほどしかなく、しかも東部にはペリム島、西部にはサワビ諸島があり、航路はさらに限られる。

名の由来はアラビア語の「涙の門(悲しみの門)」である。これは海峡の幅が狭くまた潮の流れが急で、しかも毎年11月から数ヶ月ほどは季節風が強くインド洋の方向から地中海の方へ向けて吹くため、地中海からインド洋へ航海する帆船にとっては海峡を通過するのが極めて困難だったことを表して「涙の門」と船乗りから呼ばれたものと伝えられる。また名前の由来にはもうひとつアラビアとアフリカを分断した大地震の伝説に由来するという説もある。

航海上の重要な海峡であり、イギリス、フランス、イタリアが競って周囲を植民地にしていった。第四次中東戦争中はエジプト海軍が駆逐艦2隻を同海峡に派遣し、(当時友好国同士であった)イランからイスラエル向け石油の流通を海上封鎖した。

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