特徴としては時代錯誤的とでもいわれそうなその応援スタイルであろうか。バンカラ応援は本来伝統校ならではのもの。継承する応援団員にかかる「重さ」は計り知れない。それゆえか、伝統高応援団自体の存続も難しくなってきている。
ボロボロの学生帽、学生服。もしくは袴に剣道・柔道着など。そして足駄。襷や手拭い、旗なども重要アイテム。岩手県の伝統校を中心に残っている応援スタイル。宮城や青森等々でみられるらしい。和太鼓に応援歌(発声法)、旗振りの妙技は必見。その伝統的な応援も現代の高校生には継承され辛いものとなっていて、応援団員は減る一方だという。
これに関係した岩手県の話題としては2004年3月の選抜高校野球出場の一関一高が(1995年頃に一度途切れた)バンカラ応援の伝統校である。過去には福岡高校、盛岡一高などがバンカラ応援を甲子園にて披露。その応援方式に高野連から文句が出たという話もある。
現在、高野連の規則?で和太鼓の使用が認められていないため、甲子園では本当のバンカラ応援を見ることは出来ない。吹奏楽や洋太鼓の使用に問題は無くて、日本の楽器がつかえないという規則があるのは面白い。その規則設定の根拠について理論的説明が欲しい。