先週の国連総会、地元(!)のバイデン大統領や岸田総理、尹大統領はそれなりの存在感を示せたようだが、中露はもちろん英国・フランス・インドの首脳は参加を見送った。国連の存在価値低下を印象付けたのだが、各国には事情もあったようだ。 特に英国、スナク首相は国連総会の期間に、国内問題で苦しい立場に追い込まれていた。それはネットゼロ(*1)目標の棚上げ、具体的にはガソリン車販売禁止を2035年としてきたが、この先送りを検討するということ。「ガソリン車かEV車か、選ぶのは消費者だ」というのだが、言い訳めいて聞こえる。 自動車産業界からの圧力かと思ったのだが、産業界は「技術革新で次世代にと思っていたのに、裏切…