『#しばらく張り詰めた静寂』<2022年9月14日(水)> 山形交響楽団定期演奏会でのスティーブン・イッサーリスさんの演奏に『談話室(220913山形新聞)』は思う▼パブロ・カザルスは一世を風靡した20世紀のチェリスト。独奏楽器としてのチェロの魅力を聴衆に広めた功績、加えて、自由と平和を求め続けたヒューマニストとしての活動▼1971年、94歳だったカザルスは国連に招かれ、故郷カタルーニャの民謡「鳥の歌」を弾いた。こんなスピーチを添えて。「鳥たちは大空を飛びながら歌っています。『ピース、ピース、ピース』と」。曲は、平和への願いを象徴する存在となった▼イッサーリスさん、クラシック音楽界を代表するチ…