嵐電は、複線の嵐山本線と単線の北野線の2路線。北野線で御室仁和寺駅から、乗換え駅の帷子の辻駅まで戻り、本線で終点の嵐山駅まで行った。北野線の乗客はほとんど日本人だったが、本線になると半分くらいは外国人観光客。多様な言語が飛び交う。 20分ほどで、終点に着いた。そこはもう、日本ではない。なんとなく中華風の駅構内の造りもあるし、バックパッカーや団体客が押すな押すなで行き交っていることもある。 首から同じ色のネームタグを下げた団体が、いくつも歩いている。人力車が列をなして行く。前回伏見稲荷でも見たレンタルキモノの店も多いし、利用者と思しき(違和感のある)和服姿の人がいる。 片側一車線だが、これがメイ…