ガザ地区の悲惨な状況や、ヨルダン川西岸地区の侵略的入植によって、パレスチナ人を迫害しているイスラエル。かなり多くの国に非難されながらも「これは生存権をかけた戦い」としてひるむ様子はない。 ガザ南部ではハマスの部隊を全滅させたし、シリア領内にヘリボーン作戦を行いヒズボラのミサイル関連施設を破壊した(*1)という。このところ小競り合いが続いているゴラン高原周辺で、ヒズボラとイスラエルの戦闘自身は珍しくないが、本格的な越境攻撃を行ない、紛争レベルは1~2段階上ったかもしれない。 目的は占領ではなく、脅威となっているミサイルを除去しようというもの。時々、司令官クラスを暗殺するための越境と同様、あらかじ…