題名:ヒトラー強盗美術館 著者:デヴィッド・ロクサン、ケン・ウォンストール 訳者:永井淳 出版:1968年 月刊ペン社 めちゃくちゃ古い本です。勿論古いのが悪いという気はサラサラありません。珍しい内容なので手に取りました。西洋美術の歴史の一頁であり、ナチの歴史の一幕でもあります。ヒットラーの史上稀に見る複雑な性格の実例ともいえそうです。 1936年のナチのポスター 米軍戦略事務局に、ナチにより略奪された美術品の捜査班が組織され、三つの膨大な報告書(ヒットラー・コレクション、ゲーリング・コレクション、ナチの公認略奪組織ローゼンベルグ機関)となり50部弱がコピーされ「極秘」資料となった。著者たちは…