【126話】 オレとガンちゃんは、いつもより15分も早く駅で待ち合わせをした。 5分前に着いて、ガンちゃんを待っていると、あの子がオレの前を通り過ぎた。 ドキッとする美しさのあの子は、一瞬で改札の中へと吸い込まれて行った。 胸がドキドキ鳴っている。 今がチャンス! 彼女は一人だったし、追いかけて呼び止めようか!? でも、呼び止めて駅のフォームで告白するのもかなりの勇気がいる。 やっぱり、ガンちゃんが来るまで待って、橋渡しをしてもらうのが利口だ。 ・・・ そして、5分後にガンちゃんと無事に合流した。 「108とりあえず一服するべ!」 「そんなことより、清楚系弓士が5分前にオレの前を通り過ぎたぞ!…