刺し子の世界を覗いてみて、その楽しさや奥深さにすっかり魅了された私ですが、その中でも面白いなあと、特に感じているのが、一目刺しです。 縦、横、斜め。決まった法則に沿って刺していくと、次々と表情が変わってくるのが本当に楽しく心躍ります。苦手な方眼線引きも、目的のためなら頑張れるようになりました。笑 さて。去年の夏の終わり頃、コースターを試作したときのことです。 六文銭刺し(銭形刺し)アレンジを刺していました。並べるように四角を刺してから、斜め線を足して六文銭の形にしていくのですが、途中、残った四角がビルの窓のように見えてきました。その印象から、ふと、ある景色が浮かんだのです。 その後ずっと心に残…