「マイ・ワールド」(1972.1) 1 「マイ・ワールド」(My World, B. & R. Gibb) ビー・ジーズのシングル・レコードは、「トゥ・ラヴ・サムバディ」が典型のように、メロディアスなイントロが特徴であることが多いが、「マイ・ワールド」はまるでリハーサルの音合わせのようなイントロで始まる。 前作の「傷心の日々」同様、バリーとロビンの共作で、二人が交互にリード・ヴォーカルを取る。しかし前作と異なるのは、コーラスとコーラスの間のブリッジの部分を2度ともロビンがソロを取っていることで、つまりロビンのヴォーカル・パートが多くなっている。曲調もロビンの曲に特徴的なメロディ・ラインなので、…