「愛はトライアングル」(1981.9) 1 「愛はトライアングル」(He’s A Liar, B, R. & M. Gibb) アメリカでは「ラヴ・ユー・インサイド・アウト」以来のリリースとなった「愛はトライアングル」は、ビー・ジーズの王座からの失墜を証明する作品となってしまった。 全米30位、全英ではチャート入りせずという記録は、70年代前半だったら、そこそこの成績だが、70年代後半の黄金期と比較すると、再び鉄の時代への突入を実感させるものだった。背景には、言うまでもなくディスコ・ミュージックの戦犯と見なされたことがある。 もっとも曲自体が弱いのも確かで、ロック色が強まったのは、80年代とい…