ヴァチカン美術館といえば、システィナ礼拝堂だろうが、人でいっぱい。 時間があれば、ピオ・クレメンティーノ美術館も見ておきたい。 クレメンス14世とピウス6世のコレクションによる美術館。 ローマ皇帝やローマ神話の神などの古代彫刻のコレクションが見られる。 ラオコーン Laocoonte 1世紀後半、ティトゥス帝の要望でロードスのギリシア人が彫ったという。 「ギリシア人が差し出した”女神アテナへの供え物”の木馬に、トロイアの司祭であったラオコーンが槍で一撃したため、怒ったアテナが蛇を送ってラオコーンと二人の息子を殺した」というのが題材である。 ヘレニズム期の作品。あまりに素晴らしいので、ユリウス2…