よく、下に兄弟が生まれると、上の子が赤ちゃん返りしたり、 夜泣きをしたり大変と聞きます。 今までひとじめできたお母さんとの時間、自分が使っていたおもちゃや、 衣服を兄弟へゆずる葛藤。いろんな葛藤を抱えながら、 少しずつお兄さん、お姉さんになっていくのかもしれません。 『ピーターのいす』は、ピーターに妹が生まれて、 今までピーターが使っていた小さなダイニングのいすや、ゆりかごや、 ベビーベッドなどが生まれた妹の元に行ってしまう戸惑いと、 突然、お母さんを奪われたような寂しさがあふれ出し、葛藤が描かれています。 ピーターが使っていた家具たちがブルーからピンクにペンキを塗り替えられ、 その作業を素直…