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ファイアーキング

(アート)
ふぁいあーきんぐ

ファイアーキング(fire king)はアメリカのアンカーホッキング社が1942年から1976年にかけ製造していたガラス製の量産食器の総称をいい、1900年ころからアメリカでは愛好者の間で人気が高まった。
なかでもジェダイ(jadeite)というヒスイ色のスリムチョコレートマグなどで状態のいいものは入手が困難になっているらしい。オーブンに直接入れても大丈夫な耐熱グラス製である。


ファイアーキングを代表するジェダイの透明感のある淡いグリーン色は多くのコレクターを魅了しているようだ。アメリカのよき時代を各方面で使用され生産され続けたデザインは機能的で美しく眺めても使っても楽しい食器である。入手しやすいアリスのカップアンドソーサはグリーンティーもよくマッチする。


1956年〜1958年の間しか製造されなかったターコイズシリーズは優しい色合いのブルーの透明感に魅了され、ジェダイとともにファイアーキングの中でもレアでファンも多く手に入りにくくなっている。また、シンプルデザインのアイボリー&ホワイトシリーズはコーヒーにもココアにも紅茶にも何にでもマッチしやすく個人のマグカップとしても最適である。

そのほかにも1940年代から70年代にかけて製造されたされたフォレスト・グリーンシリーズ。1941年〜1968年の間に製造されたバブルシリーズの無色透明な容器は日本食の食卓にもよく合いそうだ。また、1950〜1970年代に製造されたアドバタイジング・マグはカラフルなペイントの色調でロゴマークやコピーの入った楽しいアイテムである。

マーサ・スチュアートという「カリスマ主婦」がファイアーキング人気の仕掛人といわれている。
彼女の自宅のキッチンに、ヒスイ色をした素敵なデザインのガラス食器が多種多様に並んでいる様子をテレビなどが紹介して、以来アメリカのファイアーキング熱は一気に加速したそうだ。
しかし、面白いのは、アメリカで最も稼ぐ女性の1人と言われる当のマーサ・スチュワートに、株のインサイダー取引が発覚し禁固5ヶ月、罰金3万ドル、自宅謹慎5ヶ月という判決が2004年7月に下された事だ。むろんファイアーキングの素敵なデザインとは関係ないことだが・・

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