これはこのブログで何度も書いている話*1だが、POV映画への批判として「カメラで撮ってる場合かよ」というのはよく聞く。例えば、2008年に公開された怪獣映画『クローバーフィールド』は謎の怪獣がNYを壊滅させる様を市民が手持ちのハンディカムで撮影し続けた映像という設定で、その見つかったフッテージから構成された映画の体をなしている。が、そもそもそれだけカタストロフィックな状況だったら、なんで逃げずに呑気に撮影しているのか?という批判は公開当時よく聞いたものだ。 さて、みなさんご存知の通り、この正月は生涯忘れないような尋常じゃない出来事が立て続けに起きた。能登の震災も日航機事故も最新の情報を得るため…