第110回直木賞候補作品です。 私にとって初の内田春菊作品。 内田春菊さんの顔も名前も知っていたけれど...今まで読む機会がありませんでした。 しかし内田春菊さんが昨年5月の『ネコメンタリー 猫も、杓子(しゃくし)も』に出演しているのを見て、春菊さんになんだか興味が湧き、作品を読んでみようと思いました。 www.nhk.jp ファザーファッカー 感想 「私は、よく娼婦の顔をしているといわれる」というインパクトがある書き出しから始まる、内田春菊氏の自伝的小説。 ご本人がインタビューで「ほぼ実話」と答えている。(登場人物の名前は変えている。) 元々、機能不全家族だったように感じたが....養父と暮…