この一か月はとても筆が進みました。オーダーなので画像添付できませんが、タペストリー(幅60丈85の芭蕉布)に小さくて白い花と新芽を中央に、そこから伸びる青い大きなヤツデのような葉っぱとパパイヤの実を画面一杯に描きました。島では、暮らしの中でごく普通に青いパパイヤを野菜として食されます。お庭や小さな畑に何本も、そう、まるで京都の桜や紅葉のように植えられているのです。元気を取り戻せたので、一年前の異国情緒の感動が鮮やかに蘇り、心のまま自由に描くことができました。 もう一作は、ご自分への還暦祝の大判ストール。「和美さんらしい作品を自由に…」と、作家冥利に尽きる難しいオーダーです。身に着けるだけではな…