また山に入る 無為に毎日を過ごしている訳ではあるまい。目の前に刻々と変化する日本の政治、大きなうねりとなろうとする世界の動きがある。多少の教養人であることを自負する身であれば、これらのことに無関心であることはできない。かと言って、巨大な国を相手に一個人が何を為すことができるだろう。巷で集会に参加する、時にはデモにも参加する。そういう形でしか自己表現ができないのがいかにももどかしい(最近は集会参加も少なくなってしまったが)。 関心を持つということ、それはまた精神に害悪を与えることでもある。今の政治は平和憲法をなし崩しにする動きがやたらと目立つ、しかも巧妙な形で。一旦政治に不信を持ってしまえば、我…