1:はじめに 近年、電子メールやSNSを悪用したフィッシング詐欺が急増しています。 本稿では、Google が提供するセキュリティ製品である Web Risk API を利用し、アプリケーションやサービス内で危険な URL を検知する仕組みを構築する方法を解説します。 2:Web Risk APIの概要 Web Risk は、Google が継続的に更新している「安全ではないウェブリソースのリスト」と照合することで、クライアントアプリケーションが URL の安全性を確認できるエンタープライズ向けのセキュリティサービスです。 本 API を用いて、以下の主要な脅威タイプの URL を検出可能です…