油断をしていたらあっという間に11月で、フィンランド国立バレエの『夏の夜の夢』が終わってしまうので慌てて観ました。フィンランド国立バレエの『夏の夜の夢』と『ロミオとジュリエット』、スウェーデン王立バレエ『ジュリエットとロミオ』3本の感想です。 フィンランド国立バレエ『夏の夜の夢』 ヨルマ・エロ(Jorma Elo)版は、原作の流れに忠実で、しかも台詞を体現するような振付になっており、言葉がないだけでほぼそのままの『夏の夜の夢』という印象です。職人達の芝居こそなかったものの、ハーミアの父まで登場して(!)、もしかしたらバランシンやアシュトンのものより見やすいかもしれません。最後の方だけは原作より…