1989年にナムコよりリリースされた、アーケード用縦スクロールシューティングゲーム。
捕えられたアルテミスを救うため、アポロンが天馬ペガサスを駆り魔王デュポンに挑む。
ゲームは七つのステージで構成されている。グラフィックのイメージや登場キャラクター等はギリシャ神話を下敷にしているものの、どちらかというと通俗的ファンタジーに近い。年代的に同社「ドラゴンスピリット」に近い雰囲気を持っているが、シリーズというわけではなく共通点もほとんどない。また、その後本作のシリーズ展開はなされていない。
ナムコの開発したシステムII基板の初期代表作であり、同基板の「売り」であったグラフィックの拡大・縮小・回転機能やカスタムPCM音源による厚みのあるサウンドを最大限に活用した演出がふんだんに用いられた。
当時から幕間で展開されるアポロンに救いを求めるアルテミスのデモシーンのことばかりが話題を呼び、今や一つのシューティングゲームとして「フェリオス」を語る人は皆無といって差し支えない。
メガドライブ版のみが存在する。