ランキング参加中哲学 ■『身体と感情の現象学』(シュミッツ/著、小川イ兄/編訳、産業図書、1986)で、フッサール他者論のキーワードAppraesentationの訳のヒントになる部分を見つけたので引用する。 過去と未来が現在化されていず、また位置時間にはめこまれたりされていずに、従って様相時間が水平化されていないとき、このときに限ってその様相時間を純粋様相時間と呼ぶ。そこで以上のことをまとめれば、根元的な仕方で身体が襲われるという例に即して純粋様相時間は次にのべるような構造をもっていることが明らかにされた。絶対的瞬間としての今は一時的現在あるいは身体の狭さにおいて、自我や現にあるということ、…