ドレスクロージングのアイテムは、新しく手に入れた時より、使い込んでいったほうが「モノになる」感があります。リネンジャケットの皺や、コットンシャツのヨレなど、着ている人になじんでいる感を与えるとともに、「ファッションアイテムとの距離感」が分かるようになってくる気がします。 最もそうした考えがあるのが靴でしょう。「革靴は買った時が一番かっこ悪い」なんてことが言われていますが、ブラシや靴用クリームで磨いていくことで、風格のようなものがでてきます。 2012年に購入したGrensonの外羽根クォーターブローグです。当時、グレンソンでは「マスターピース」と「フットマスター」という2ラインに分かれていまし…