若い頃から中国の文化を学んだフビライ 日本では元寇ぐらいしかイメージのないフビライ・ハーンであるが、彼は世界最大の帝国となったモンゴル帝国の第五代皇帝であり、チンギス・ハーンの孫である。ちなみに今日の北京料理で人気の羊肉のしゃぶしゃぶを北京に持ち込んだのは彼だとか。フビライ・ハーンはどのように考え、どのように行動したのか。 フビライ・ハーン フビライは1215年にチンギス・ハーンの孫として4人兄弟の次男に生まれた。遊牧生活を送っていたフビライであるが、祖父のチンギスからは将来を期待されていたらしい。 そして1236年、22才の時に河北省の漢民族の土地に領地を得る。ここでフビライは漢人の学者・姚…