先週の日曜日、友人の推奨映画である、スペインの名匠カルロス・サウラ監督の「フラメンコ・フラメンコ」を観に行った。フラメンコといえば「フラメンコギターに合わせ、ドレスを着た女の人がカスタネットを鳴らし踊る」という、恐ろしく画一的なイメージしかなかったのだが、何故か無性に「観に行きたい」という思いに駆られた。上映している映画館を探してみると、なんと関西では神戸と大阪の2館のみ。幸いなことに、梅田スカイビル・タワーイーストにあるガーデンシネマで上映中、ということで躊躇なく出かけられた。 それにしても素晴らしい「芸術作品」だった。大都会の大きなホールと思しき場所に舞台をしつらえ、全21幕の踊りと音楽の…