社会全体が寛容性を失いつつある。米国がUSAIDを廃止、WHO脱退をし、不法移民の強制排除に乗り出しているのがその顕著な例。その結果、援助を受けていた国が貧困化して混乱し、また難民となって押し寄せるのも目に見えている。 地球という乗り物で未来へ - 新城彰の本棚 この書にあるような「地球市民」という概念など、多くの人の頭から消えてしまった。この書は「企業=地球市民」としていたのだが、僕自身は個人も地球市民になってほしいと思っていたから、今の社会情勢には落胆している。 米国の「自国だけ、自国企業だけ、自国民だけ護ればいい」との意見の高まりは、欧州はもちろん日本でも少し見られるようになった。例えば…