国立新美術館で「ルーブル美術館展 愛を描く」を見てきた。 www.nact.jp 全体として、女性向けの細やかな心配りを感じる展覧会だった。 相性の良い作品と出会うと、「見る」を超えて「対話」が始まる。 今回、対話があまりに楽しい絵画に出会ったので、恥知らずとは知りながらも、思い切って批評家の真似事をしてしまう。 フランソワ・ジェラール 《アモルとプシュケ》、または《アモルの最初のキスを受けるプシュケ》。 1798年、186 x 132 cmの大作。 展覧会最後の作品として設置されていた。 見た瞬間に感じたのは、プシュケの瞳の静かさ。 何かの本に「凍り付いたような」とあったと記憶していたので、…